2011年7月3日日曜日

The Circle 佐野元春 with The Heartland

 佐野元春さんとハートランドとの最後のレコーディングアルバム。

"The Circle"

暗い印象をうけるこのアルバムだが、
佐野さんのしせいは、常にポジティブであるにちがいない。

濃厚でからみつくようなギターで始まる”欲望”
バックコーラスも映えている。

”彼女の隣人”
この曲でも女性コーラスが曲にあつみをあたえている。

ある意味、ひとつの到達点に達したといっても過言ではない
曲の数々が、ここにはあるように思える。

また、"The Circle Tour"では、全国10万人の動員を記録。
ツアーを日本武道館でしめくくった。

そして、”ザ・サークルツアー”に出て数ヶ月がすぎた頃、
ザ・ハートランドの解散が決定された。

『解散は自然な流れであり、それをきり出すのは僕の役目だった。』
と佐野さんは語っている。

このメンバーで、もうこれ以上のピークはつくれないだろう。
やれることは全てやりとげてしまった。
メンバーひとりひとりもそれをかんじている。
口にださずともわかってしまう、と。

話はそれるが、佐野さんとハートランドは
アフリカ難民救済のための資金寄付、エイズ関連のチャリティーライブ、
アクト アゲンスト エイズ(AAA)の参加など、多岐にわたり
社会貢献にも取り組んできた。
これは一個人として、また社会の一員としての行動でもあった。

話を元に戻そう。
そして、94年9月15日
横浜スタジアムで、佐野さんとハートランドとの最後をかざる
ワンナイト、『LAND HO!』が開催された。

佐野さんにとって、けして欠かすことのできなかった存在。
"The Heartland"

その音楽性は、ロック ファンク ソウル ジャズまで幅広く
佐野さんの求める音楽に多大な貢献をしている。

"LAND HO!"
このステージでの雰囲気は、暗いものではなかった。
走りまわり、とび、さけび、はねる佐野さんにファンたちももりあがる。 

まさに、『このすばらしい横浜の夜』のフレーズにふさわしい
ワンナイトだったにちがいない。

そしてザ ハートランド、
まさにロックオーケストラといっても過言ではない。
日本のロック史に無視できない軌跡を残している。

"The Circle"
佐野元春 with The Heartland

無視できない1枚です。

最後まで読んでくれてありがとう。

ここにきてくれてありがとう。

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