2014年4月30日水曜日

BILLY JOEL / 2000YEARS THE MILLENNIUM CONCERT

 こんにちは。

ここにきてくれてありがとう。

少しおつきあい下さい。

今回もビリーのライブアルバムを紹介したい。

BILLY JOEL  /  2000YEARS  THE MILLENNIUM CONCERT

ニューヨークでのライブを収録したライブアルバムだ。

このライブアルバムは、マジソン・スクエア・ガーデンで
1999年12月31日に行われたビリーの”2000Years Tour”
最終日のミレニアムライブの模様を収めている。

DISC1に計12曲、DISC2にボーナストラック含め計15曲。
2枚組で計27曲収録されている。

ビリー初のライブアルバム『SONGS IN THE ATTIC』(’81年)

そして、崩壊前のソ連で行われたライブを収録した『コンツェルト』(’87年)
につづく、13年ぶりとなる3枚目のライブアルバムだ。

何曲か紹介したい。

オープニングは、ベートーベンの交響曲第9番から始まる。

交響曲第9番からの2曲目、“Big Shot”
ニューヨーク52番街(’78年)に収録されている。
この時点で、もうボルテージはMAXだ。
熱気が伝わってくる。

そして3曲め、”Movin' Out”
ノリのイイ、それでいてメリハリがきいているナンバーだ。
楽しめる。

4曲目、”Summer Highland Falls”
『ニューヨーク物語』(’76年)収録。
NYの北の方にある町だそうだ。
一時期、住んでいたことがあるらしい。

少し跳んで、8曲目。”I've Loved These Days”
バラード。ぜひ聴いてほしい1曲だ。

9曲目、”My Life”
ヒット曲だ。78年に3位を記録している。
間奏のところで、『バカヤロー?』って日本語?で言ってる?かも。

11曲目、”Prelude  /  Angry Young Man”
前奏のピアノがすごすぎる。
ピアノプレイに気をとられていたら、
いつの間にか曲に突入していた。圧巻の1曲。

DISC1最後の曲は、”Only The Good Die Young”
ブラスが効いていて、ポップな曲だ。

DISC2 1曲目、”I Go To Extremes”
ピアノプレイを聴いてほしい。

2曲目、”Goodnight Saigon”
ベトナム戦争をテーマにしている。

3曲目、”We Didn't Start The Fire” 全米NO.1獲得。

5曲目、”2000Years”〜二千年もの果てに。
93年につくられている。このライブにふさわしい曲。
この後に、2000年へのカウントダウンが入り、

6曲目、”Auld Lang Syne”〜蛍の光へとつづく。スコットランド民謡。

少し跳んで10曲目、”Honky Tonk Women”
ローリングストーンズのカバーを披露している。

11曲目、”It's Still Rock And Roll To Me” 『グラスハウス』(’80年)収録。
ビリー初の全米NO.1曲。

13曲目、エンディング。”This Night” 個人的に名曲だと思う。

14曲目、ボーナストラック。”This Is The Time” 
『THE BRIDGE』(’86年)収録。

15曲目、日本盤のみのボーナストラック。”Just The Way You Are”
『THE STRANGER』(’77年)収録。
もはや説明は不要だろう。名曲中の名曲。
78年グラミー賞で、”Song Of The Year”と”Record Of The Year”を受賞している。

また、このライブアルバムでは”Summer Highland Falls”などの昔の曲も
ライブ音源として聴くことができる。

貴重なアルバムだ。

BILLY JOEL  /  2000YEARS  THE MILLENNIUM CONCERT

とにかく聴いて楽しんでほしい。

そんなディスクです。

今回はこのへんで。

ではまた。

最後まで読んでくれてありがとう。

ここにきてくれてありがとう。









2014年4月27日日曜日

BILLY JOEL / コンツェルト ライブ・イン・U.S.S.R.

 こんにちは。

ここにきてくれてありがとう。

少しおつきあい下さい。

BILLY JOEL  /  コンツェルト ライブ・イン・U.S.S.R.

87年にビリーが旧ソ連でライブを行ったときのものだ。

96年にリマスタリングされ、CDとして発売された。

ライブは、計6晩行っている。

そして、このライブではビートルズの”バック・イン・ザ・U.S.S.R.”
をカバーしている。

このディスクの1曲めは、”ODOYA”(オドイヤ)という
ロシア南部の民謡が収録されているが、ライブで行われたものではない。

ライブ音源は、2曲めからだ。

”ANGRY YOUNG MAN”(怒れる若者)から始まっている。

軽快で切れのいいビリーのピアノから始まる。

その後、ロシア語であいさつしたあと
ムーディーに”HONESTY”をうたいあげている。

このライブアルバムの特徴は、ビリーの解説に
ロシア語の通訳がついていることだ。

ベトナム帰りの友人について、ロシア語の通訳を通して語ったあと
”GOODNIGHT SAIGON”をうたっている。

『ナイロンカーテン』(’82)に収録されている。

同アルバムからは、他に”ALLENTOWN”。
不況にあえぐ人たちの姿を描いた曲。

7曲めの”BABY GRAND”

レイチャールズと共にレコーディングした曲。
ここでは、レイチャールズとの二役をこなしている。

このライブアルバムの後半は、ノリのイイ曲がつづいている。

12曲め、『グラスハウス』(’80)から
”SOMETIMES A FANTASY” 真夜中のラブコール。

『イノセントマン』(’83)から”UPTOWN GIRL”

『ニューヨーク52番街(’78)から”BIG SHOT” へと続く。

ラストは、ビートルズのカバー”BACK IN THE U.S.S.R.”で
ライブをしめくくっている。

また、このアルバムの最後に収録されているボブディランのカバー
”THE TIMES THEY ARE A CHANGIN'”(時代は変わる)は
ライブ音源のものではない。

おそらく、その当時のソ連のTV番組か何かに出演した時の音源だろう。

あの当時、この曲に込めたビリーの想いが伝わってくる。

このライブアルバム

ビリージョエル / コンツェルト ライブ・イン・U.S.S.R.

まだ、崩壊前のソ連で行われたビリーの貴重なライブ音源です。

機会があれば、ぜひ聴いてみてほしい。

そんな1枚です。

今回はこんなところです。

ではまた。

最後まで読んでくれてありがとう。

ここにきてくれてありがとう。

2014年4月20日日曜日

星の下 路の上 / 佐野元春 and the hobo king band 2006.4.2 LIVE AT 東京国際フォーラム / HALL A

 こんにちは。

ここにきてくれてありがとう。

少しおつきあい下さい。

今回は、佐野元春さんのDVD作品を紹介しよう。

2006年のツアー『星の下 路の上

このツアーの中でも、最終公演となった東京国際フォーラムでのライブ。

このライブをノーカットで完全収録したものが、『星の下 路の上』だ。

2枚組となっている。

ほとんどが、80年代・90年代の曲の構成となっている。

ステージは、特にセットらしきものはない。
いたってシンプルだ。

ただ、演奏するためだけに、
ただ、観客と楽しい時間を過ごすためだけに集中している。

佐野さんはもちろん、古田たかしさん、井上富雄さん、佐橋佳幸さん
Dr.KyOnさん、山本拓夫さん。
バックコーラスのTT SISTERS(田中まゆ果さん、竹内宏美さん)

みんなカッコいい。

オープニングは、THE HOBO KING BANDのテーマ’06から
アンジェリーナにながれていく。

やはり佐野さんのライブは、アンジェリーナから始まるのが
いちばん好きだ。(個人的な意見)

いつも違ったアレンジで楽しませてくれる
コンプリケーションシェイクダウンやハートビート。

ステージには欠かせない名曲、ロックンロールナイト。

曲のあい間に、いつも楽しいパフォーマンスをみせてくれるワイルドハーツ。

『心をこめて歌うよ』と言って歌い始めるサムデイ。

そして、ニューエイジを歌い始めた時、
上からいっぱいの風船が舞い降りてきた。

ファンの人たちは、
本当にみんな幸せそうだった。
本当にみんな楽しんでいた。

じゅうぶんに楽しめる作品だと思います。

もちろん、アンコールも収録されています。

星の下 路の上佐野元春 and the hobo king band
2006.4.2 LIVE AT 東京国際フォーラム/ HALL A

ぜひ、このパッケージを手にとってほしい。

今回はこんなところです。

ではまた。

最後まで読んでくれてありがとう。

ここにきてくれてありがとう。 


2014年4月16日水曜日

クラッシャージョウ

 こんにちは。

ここにきてくれてありがとう。

少しおつきあい下さい。

いつもは、アーティストのアルバムを紹介しているのだが
今回はアニメの話をしたい。

たまには横道にそれるのもよかろう。

クラッシャージョウ』というアニメをご存知だろうか。

1983年の劇場作品だ。   (年がバレるなぁ。)

このアニメは、第6回アニメグランプリを受賞している。

原作者は、高千穂遙さん。キャラクターデザインと監督は
安彦良和さんが務めている。

安彦良和さんといえば、『ガンダムTHE ORIGIN』が
いよいよアニメ化。
2015年春から上映開始だそうだ。

ファンとしては、本当にうれしいところだ。

また、ガンダム35周年プロジェクトとして富野由悠季監督の
新作『ガンダム Gのレコンギスタ』も今秋公開される。

さて、『クラッシャージョウ』のストーリーはというと・・・・・

ジョウとその仲間(アルフィン・タロス・リッキー・ドンゴ)で
編成している『宇宙のなんでも屋』クラッシャーと宇宙海賊との
対決を描いたSFアニメだ。

宇宙が舞台で、アクションとコメディーがバランスよくミックス
されている。

もう31年も前のアニメだが、当時のアニメとしては細部まで
よく描き込まれていて、そのリアルさと迫力には感動したのを
おぼえている。

小ネタとしては、

高千穂さんいわく、
クラッシャージョウ』の元ネタ設定は、
高校生のときには、もうすべて出来ていたそうだ。

また、高千穂さんは、声と音楽を仕切っていて
ジョウの声優(竹村拓さん)を決めたのはいいが、当時その方は
もう声優をやめていて、新宿の料理屋で店長をやっていたそうだ。

そして、説得してジョウの声優をやってもらったのはいいが
期間が長かったせいで、その間に店長をクビになってしまったそうだ。

しかし、今となっては思い出話ということで・・・・・。

『クラッシャージョウ』はその数年後、
OVAとして2作品リリースしている。
『氷結監獄の罠』と『最終兵器アッシュ』だ。

『最終兵器アッシュ』は、
日本オリジナルアニメ最優秀作品賞を受賞している。

今は21世紀だが、このアニメの設定は2160年代だ。

22世紀中盤の未来のお話だ。

この『クラッシャージョウ』は、まだまだ先のお話なのだ。

『22世紀にしておいてよかった。』

と、高千穂遙さんは語っている。

今回はこんなところです。

ではまた。

最後まで読んでくれてありがとう。

ここにきてくれてありがとう。

2014年4月13日日曜日

THE GOLDEN RING / 佐野元春 with The Heartland Live 1983~1994

 こんにちは。

ここにきてくれてありがとう。

少しおつきあい下さい。

THE GOLDEN RING 

佐野元春 with The Heartland  Live 1983~1994

CD3枚組のボックスセット。

ハートランドの解散を記念してリリースされたものだ。

ハートランドは、94年9月15日、横浜スタジアムでのライブ
『ランド・ホー』で、フィナーレを飾っている。

また、タイトルにもなっている"The Golden Ring"という言葉は
”ロックンロール・ナイト”の歌詞の中にも出てくる。

佐野さんは、人々の中にあるイノセンス(無垢、純潔、純真など)を
”瓦礫の中のゴールデンリング”という言葉に置き換えて、詞の中で表現している。

その”ロックンロールナイト”が収録されているDISC3が、個人的にはお気に入りだ。

DISC3に収められている曲は、10曲あるのだが
最後の曲、”空よりも高く(Home)”以外の曲は
The Circle TourとSee Far Miles Tour PartⅡからのライブ音源となっている。

個人的お気に入りのDISC3を少しピックアップしたい。

”欲望” (Desire)

聴きはじめた頃は、なんとなく苦手でスルーしていたが
苦手だったこの曲も近頃になって、やっとまともに耳を傾けるようになった。

重厚なギターで始まるこの曲。

現代は物質至上主義。
真心が何においてもいちばんに勝つ時代ではない。
金や物に執着しすぎるあまり、”もっともっと”とむさぼっている。

現代の人間社会のネガティブな部分をあぶり出し、いやらしい欲望に対して
正面から対峙しながらも、その中でもどうにかして光を見いだそうとしている。
そんなかんじの曲に思える。

”レインボー・イン・マイ・ソウル”

”失くしてしまうことは、悲しいことじゃない”とくりかえしている。

失くしてしまうことは、けして悲しいことばかりじゃない。

”約束の橋”

DISC3に収められているこの曲のライブ音源が、いちばん気に入っている。
佐野さんのハーモニカとダディのサキソフォンが印象的。

”ロックンロールナイト”

物語や曲の展開に壮大さを感じる。
その壮大さは、ライブではまさに圧巻であろう。
名曲であり、ステージでも欠かすことのできない曲。

”ハートビート”

しみるバラード。

佐野さんとハートランドのアレンジがスゴすぎる。
ギターのイントロが斬新だ。
曲後半の女性バックボーカルとサキソフォンのからみもうなりどころだ。

いつまでたっても古さを感じさせない。
ロックンロールナイト同様、物語の展開がすばらしい。

”サムデイ”

The Circle Tour  94年4月24日の日本武道館のライブ音源から。

この曲についての説明は不要だろう。
ファンの大合唱から始まる。
会場の熱いエネルギーがものすごく感じられる。

”空よりも高く”  (Home)

最後をしめくくるには、ふさわしい曲かも。

”もう家に帰ろう” ひとりの男がわが家に向かって車を走らせていく。
男の心情がにじみ出ている、そんな曲だ。

帰るところがあるという安心感。
自分をいやす場所があるという安心感。
やすらげる場所があるという安心感。
家族が待っているという安心感。

"Home"とは、そういうところ。

このアルバム、"THE GOLDEN RING"は
ほとんどの曲が、90年以降に収録されたライブ音源のため
ライブ音源としては、このライブアルバムはより成熟したバンドの演奏が聴ける。

ハートランドの成長の軌跡がつまっている、そんなライブアルバムです。

THE GOLDEN RING

佐野元春 with The Heartland  Live  1983~1994

貴重なライブアルバムです。  


最後まで読んでくれてありがとう。

ここにきてくれてありがとう。