2011年8月23日火曜日

LISTEN WITHOUT PREJUDICE Volume One George Michael

大成功をおさめたアルバム、"FAITH"
MTVからの賞、グラミーでの賞など、数々の栄冠に輝いた。

この成功には、ジョージマイケル本人も安堵したことだろう。

つかの間の休暇のあと、再びジョージはスタジオにもどった。

次のアルバムは、2枚組になるとかならないとか、2枚別々のアルバムになるとか、
当時はいろいろいわれていたのだが・・・・・

"FAITH"から3年後、"LISTEN WITHOUT PREJUDICE Volume One"発表。

"PRAYING FOR TIME" 重厚感にあふれている。
ワム時代のアイドル的イメージは、そこには全くなく、
ソロアーティストとしての”ジョージマイケル”を感じずにはいられなかった。

作品は、ミディアムからスローな曲で占められている。

"FREEDOM 90"や"THEY WON'T GO WHEN I GO"
ゴスペル調のコーラスがいい。
そして、ボーカルの力強さが前面に出ている。

"COWBOYS AND ANGELS"
前作、"KISSING A FOOL"と同様ジャジーな曲だが、
さらに磨きがかかっているように感じた。

個人的には、"KISSING A FOOL"の方が好きなんだが・・・・・

当時、ジョージマイケルいわく、このソロ第2弾のアルバムについて、
”最高のものをつくりあげたと思う”と語っていた。
このアルバムについては、彼自身もじゅうぶんに満足のいく作品に仕上がったと、
納得だったに違いない。

しかし、前作ほどのセールスには至らなかった。
商業的なことでトラブルとなったのか、当時のレーベル会社に対し
契約無効を訴える裁判を起こしている。
そしてこの裁判はドロ沼化した。

これにより、次回以降のアルバムなどの発売がなくなってしまった。(当時の話)

それ以後のジョージの状況は、語りたくないことの方が多い。
あえてふれないでおく。

話をもどして、このアルバム"LISTEN WITHOUT PREJUDICE Volume One"
今現在、ジョージがどうであれアルバム自体はいいと思います。

前作と比べて、厚みを増しているというか深みを感じるというか・・・
そういう1枚だと思います。

最後まで読んでくれてありがとう。

ここにきてくれてありがとう。

2011年8月22日月曜日

FAITH George Michael

 ジョージマイケル。(George Michael)

アルバムFAITHは、ワム解散後の彼の1stソロアルバムである。

このアルバムは、大成功をおさめた。

1988年、アメリカで最も売れたアルバムになった。
そして、翌年のグラミー賞では、アルバム・オブ・ザ・イヤーを獲得している。

ワム時代は、むしろアイドル的な部分が目立っていたが、
アーティストとして、またメロディメーカーとしてもクオリティが高く、
素晴らしい成長をとげている。

このアルバムは傑作といっていい。

このアルバム"FAITH"。
全曲ともジョージ自身がプロデュースしている。
ソングライティングに関しても共作しているのは、1曲のみ。

アルバムタイトルの"FAITH"
ライトなボディドリー風とでもいえばいいのか・・・
それにしてもカッコよく決めている。
特に間奏のギターを聴いてほしい。
ちなみにボディドリーというのは黒人シンガー。ギタリストでもあり
ロックンロールの生みの親のひとりでもある。
2008年に亡くなっているが、
彼に影響をうけたミュージシャンは数多い。

"ONE MORE TRY"
1日でつくったバラードらしい。
ちなみにこの曲は、ヴァージン移籍後、初のリリースディスク
”ジーザス・トゥ・ア・チャイルド”のシングルの中で
ゴスペルバージョンとしても収録されている。

"KISSING A FOOL"
実はかなり前に書かれていたそうだ。
もともとはアルバムタイトル曲になるはずだったらしい。
しかし、ジャジーな曲をこれだけカッコよくまとめることができる
彼の音楽性の豊かさには、脱帽です。
これは名曲といってもいいと思う。

また彼は、ソロになり自由に創作できるという自由さを手に入れたからであろう、
当時ジョージは、『今までは、自分たちについているイメージに多少なりとも
しばられていて、それにそって曲を創っていたけれど、今はとても自由だ』
と語っていた。

しかし、彼の私生活はというと・・・・・
ちょいちょい警察のお世話になったり、刑務所に入ったり・・・・・
ジョージマイケルのファンでいることは、少々つらいところがある。

まぁ、今現在のジョージの状況はさておき、
アルバム"FAITH"。いいアルバムであることは間違いない。

”グー”な1枚だと思います。

最後まで読んでくれてありがとう。

ここにきてくれてありがとう。