大成功をおさめたアルバム、"FAITH"
MTVからの賞、グラミーでの賞など、数々の栄冠に輝いた。
この成功には、ジョージマイケル本人も安堵したことだろう。
つかの間の休暇のあと、再びジョージはスタジオにもどった。
次のアルバムは、2枚組になるとかならないとか、2枚別々のアルバムになるとか、
当時はいろいろいわれていたのだが・・・・・
"FAITH"から3年後、"LISTEN WITHOUT PREJUDICE Volume One"発表。
"PRAYING FOR TIME" 重厚感にあふれている。
ワム時代のアイドル的イメージは、そこには全くなく、
ソロアーティストとしての”ジョージマイケル”を感じずにはいられなかった。
作品は、ミディアムからスローな曲で占められている。
"FREEDOM 90"や"THEY WON'T GO WHEN I GO"
ゴスペル調のコーラスがいい。
そして、ボーカルの力強さが前面に出ている。
"COWBOYS AND ANGELS"
前作、"KISSING A FOOL"と同様ジャジーな曲だが、
さらに磨きがかかっているように感じた。
個人的には、"KISSING A FOOL"の方が好きなんだが・・・・・
当時、ジョージマイケルいわく、このソロ第2弾のアルバムについて、
”最高のものをつくりあげたと思う”と語っていた。
このアルバムについては、彼自身もじゅうぶんに満足のいく作品に仕上がったと、
納得だったに違いない。
しかし、前作ほどのセールスには至らなかった。
商業的なことでトラブルとなったのか、当時のレーベル会社に対し
契約無効を訴える裁判を起こしている。
そしてこの裁判はドロ沼化した。
これにより、次回以降のアルバムなどの発売がなくなってしまった。(当時の話)
それ以後のジョージの状況は、語りたくないことの方が多い。
あえてふれないでおく。
話をもどして、このアルバム"LISTEN WITHOUT PREJUDICE Volume One"
今現在、ジョージがどうであれアルバム自体はいいと思います。
前作と比べて、厚みを増しているというか深みを感じるというか・・・
そういう1枚だと思います。
最後まで読んでくれてありがとう。
ここにきてくれてありがとう。
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