2011年6月23日木曜日

sweet16 佐野元春。

 91年、佐野さんのお父様が亡くなられた。

しばらくの間、音楽活動を休止することになる。

佐野さんのお父様は、会社を経営していた為
多くの問題が残されていた。

様々な問題をひとつひとつ整理し、社員の人たちとも
誠実にむきあい、対応していった。

そんな日々の中、今までの歩んできた自分の姿を
佐野元春さんはみつめていく。
『自分とは?』

92年1月、”See Far Miles Tour Part 1”をスタートさせる。
新作アルバムも持たず、いきなりのツアーだ。

それは、活動休止により、鈍ってしまった感覚を取り戻すためだった。

ライブを通じ、ファンとの交流のなかで少しでも感覚を甦らせたい。
そう願っていた。

全国をめぐる。

各地で多くのファンたちが、あたたかく迎え入れてくれた。
多くの人たちが待っていてくれた。
そして、やる気にさせてくれた。

ツアー後、レコーディングを行った。

sweet16

”また明日”
ニュース23のエンディングテーマに起用される。
矢野顕子さんとのデュエット曲でもある。

”エイジアンフラワーズ”では、
ヨーコオノ、ショーンレノンをゲストに迎えている。

”誰かが君のドアを叩いている”
このシングルにオリジナルとともに収録されている
リミックスバージョンがあるのだが、
これは、このシングルでしか聴くことができない。

またこの頃、佐野さんとハートランドによるパフォーマンスは
ピークを迎えつつあった。
See Far Miles Tour Part1 & Part Ⅱでのライブパフォーマンスは
クオリティが高く、これはこのツアーの模様を収録した
ライブビデオをみていただければ、じゅうぶんに
納得していただけるだろう。

さらにアルバム”sweet16”は第34回日本レコード大賞で
優秀アルバム賞を受賞し、そしてコンピレーションアルバム”No Damage2”
とともに、ゴールドディスクにも輝いている。

アルバム”sweet16

佐野さんが、父に捧げた1枚です。

最後まで読んでくれてありがとう。

ここにきてくれてありがとう。

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