2011年6月15日水曜日

Back To The Street 佐野元春。

 1980年に発表された記念すべき佐野元春のファーストアルバム。

Back To The Street

”夜のスウィンガー”

耳にした当時、あまりにも斬新すぎると思った。

マシンガンのごとく連射される言葉。
まるで洪水のようにあふれてくる言葉。

とにかく、すごいとしか思えなかった。
なにかを超えているとも思った。

早口な日本語の表現。あの当時、全てが桁外れであり
表現、手法も画期的なものだったはずだ。

”アンジェリーナ”

佐野さんの記念すべきデビュー曲である。

この曲は86年にスローバージョンが発表され
『ストレンジデイズ』のB面に収録されている。

”情けない週末”

なんでこういう言葉がでてくるんだろう。
もう、ただただ 不思議としか思えなかった。

”みんな雨に打たれてりゃいい。”  ”生活といううすのろ。”

”Do What You Like” (勝手にしなよ)

個人的にもこんな曲は聴いたことがなかった。
この曲は、のちのライブでは、ビッグバンドJazz風のアレンジで
演奏されたりもしている。

佐野さんは78年この曲で、ヤマハ主催のポピュラーソングコンテストで
優秀曲賞を受賞している。

そして翌年の79年、当時のEPICソニーのディレクターが数年前に
録音されたデモテープをぐうぜん耳にしたそうだ。
”Do What You Like”と”情けない週末” を聴いたらしい。

デビューへむかっていくきっかけとなる。

”情けない週末”と”バッドガール”は、のちのアルバム”Slow Songs”で
フルオーケストラバージョンで新録音されている。

これには、否定的な意見をもっている人たちもいるだろうが、
ひとつの試みとしては ”あり” でもいいと個人的に思う。

また、佐野さんいわく、
言葉に関していえば、いろいろな試みをしてみたかったそうだ。
独自の表現方法を探っていたのだろう。

佐野元春のデビューアルバム! ”Back To The Street”

当時チャートを席巻することはなかったし、
デビューシングルである”アンジェリーナ”も同様だったそうだ。

しかし、今までの日本ではみられなかった独創的で斬新な言葉と音は、
新しい風を起こし、
常に新しい音楽を求める者たちを徐々にとりこんでいった。

デビューアルバム ”Back To The Street

ガムシャラな1枚です。

最後まで読んでくれてありがとう。

ここにきてくれてありがとう。

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